元サムスン技術通訳が教える1日30秒からの韓国語レバレッジ勉強法ブログ

初心者必見!1日30秒でも韓国語の勉強を続ける!を目標に、サムスンで技術通訳をしていた管理人が韓国語会話ができるようになるための勉強方法、上達法を紹介していくブログです。


助詞

韓国語助詞와/과, 하고, 랑/이랑に使い分け基準があるのか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
こんにちは。くまのりです。


韓国語の助詞を整理してみようシリーズの14回目。今回が助詞シリーズの最終回です。


最終回の助詞は「and」を意味する助詞「와 / 과」「하고」「랑 / 이랑」です。


これまで紹介してきた助詞以外にもまだまだ助詞はあるんですが、私の個人的な経験上、以下の助詞の使い方を理解しておけば、あの助詞はだいたい日本語をそのまま当てはめていけばいいですし、初めのうちはよほどのことがない限り使う必要もありません。


なので、とりあえず以下の助詞をしっかり押えるようにしておいてください。




에서


로/으로


부터


까지

에게


에게서


한테

한테서



では、本題の「와 / 과」「하고」「랑 / 이랑」を説明していきます。


「와 / 과」「하고」「랑/이랑」はすべて「and」、日本語だと「〜と」を意味する助詞です。


使い方は日本語の「〜と」 同じですので、これらも深く考える必要はありません。


ただし、同じ意味なのになぜ形が
「와 / 과」「하고」「랑 / 이랑」と3種類もあるのか?ということですが、


まず、「와 / 과」は「文語」でつかいます。


「文語」とは「에게」と「한테」の違いでも説明した通り、文章やニュースなどのように堅苦しく話すときに使う言葉です。


上司に報告するときなどフォーマルの場でもつかいますね。



「와」と「과」は同じ単語なんですが、パッチムのある単語につくのか、パッチムのない単語につくのかによって使い分けます。韓国語にはよくあるパターンです。


しかし、「와」と「과」は普通のパターンとは違っていて


・パッチムで終わる単語のあとにつくとき→ 「과」

・パッチムではない形で終わる単語のあとにつくとき → 「와」


となるので、注意が必要です。


「로 / 으로」で見た通り、普通のパターンだとパッチムがある単語の後ろにつくと、”으”などのパッチムと結合させる母音が付け加えられるので、パッチムが母音と一緒に発音されることになるのですが、


「와」と「과」では、パッチムがあるとき「과」がくっつくので、パッチムが子音の状態で維持されます。


ということで、以上が「와 / 과」の使い方なんですが、「와 / 과」が文語であるとすると、「하고」と「랑 / 이랑」 は「口語」ということになります。つまり話し言葉ですね。


なので、「하고」と「랑 / 이랑」はあくまでインフォーマルの会話やメールで使うということになります。


では、「하고」と「랑 / 이랑」の違いはなにか?というと、これは明確な使い分けがないようです。


韓国人に聞いても特に使い分けているという人はいないようで、ほぼそのときの気分なようですね。


文法の本を見ると「랑/이랑」がどちらかというと「女性言葉」「子供言葉」ぽいと書いてあり、そんな気がしないでもないですが、そのくらいの違いなようです。



私はパッチムの有無で使い分けるのが面倒だったので、初めの頃はもっぱら「하고」を使っていました。





  最後に応援の”ポチっ!”をお願いします m(_ _)m
励みになります。 
ブログランキングに参加しています!
にほんブログ村 外国語ブログ 韓国語へ
 

韓国語助詞에게・한테は「〜られる」の受身形とリンクする

このエントリーをはてなブックマークに追加
こんにちは。くまのりです。


韓国語の助詞を整理してみようシリーズの13回目。


前回の記事では、助詞「에게」の意味を”人や動物につく「〜に」”とだけ考えた場合、どうしてもうまく説明できない意味があるということを、


・선생님에게 꾸중을 듣다(先生からお叱りを受ける)

・언니에게 혼났다(お姉ちゃんから怒られた)


という例文を使って紹介しました。


この例文では両方とも「에게」 の訳語として「〜から」を当てていますが、かといって「에게서」も使うことができるかというとそうではなくて「에게」しか使えない事例です。


なぜ「에게」だけ使って「에게서」は使われないのか、詳しく見てみましょう。


まず、わかりやすいように「언니에게 혼났다」から見ていきます。


「혼났다」 は、直訳すると「魂が出た!」です。


「혼」が「魂」で、「魂」とは文字通り人の心の源というか、人を人たらしめる”意識”のことです。


なので、魂が出る=「혼났다」という状態は、自分から意識が飛び出て、自分が自分を見失ってしまう状態のようなイメージになるので、そこから辞書にあるように「びっくりする」とか「エラい目に遭う」というのが意味になってきます。


무서워서 혼났다(怖くて、たまげた)

배고파서 혼났다 (腹が減って、エラい目にあった)


これが辞書的な例文ですね。


となると、「언니에게 혼났다」 が、どういう状態かというと、まずこの場合主語を自分だとすると、自分の魂が出てしまったということになるんですが、自分から魂を出してしまった原因をつくったのが「언니(お姉さん)」だということになります。


前回の記事のタイトルでは「お姉さんに魂が出た!」としましたが、実は魂が出たのはお姉さんではなく自分だということです。


ここが単純に「에게」は「〜に」としてしまうとわかりにくいところですね。



ということで、「お姉さんによって自分の魂が出てしまった」→「お姉さんによってエラい目にあった」→「お姉さんによって怒られた」→「お姉さんから怒られた」 という意味に展開していくわけです。



なので 「언니에게 혼났다」で使われている「에게」は、前回までみてきた「〜に」でも「〜から」でもなく、物事の原因を作った人や動物を表す助詞「〜によって」という使い方だということになります。




また「선생님에게 꾸중을 듣다(先生からお叱りを受ける)」についても基本は同じ考え方です。


「선생님에게」は「先生によって」という意味の「에게」が使われています。


すると直訳では「先生によってお叱りを聞く」ということになり、日本語としてはおかしいのですが、「꾸중을 듣다(お叱りを聞く)」というのは本来、自分としては聞きたくもないことなのにどうしようもなく無理矢理聞かなくてはいけないという状況で、それを「先生によって」強制されているとイメージすると「〜によって」という助詞が使われている理由がイメージできるのではないかと思います。


ということで、この「〜によって」の意味の「에게」は、


・犬に噛まれる  개에게 물린다

・詐欺師にだまされる  사기꾼에게 속다

・主人に追い出される  주인에게 쫓겨나다

 
などの受け身形の「〜られる」の意味となる文章によく使われています。



以上で에게/한테の説明は終わりです。



ありがとうございました。



  最後に応援の”ポチっ!”をお願いします m(_ _)m
励みになります。 
ブログランキングに参加しています!
にほんブログ村 外国語ブログ 韓国語へ
 


お姉さんに魂がでた!”언니에게 혼나다”の語感イメージとは?

このエントリーをはてなブックマークに追加
こんにちは。くまのりです。


韓国語の助詞を整理してみようシリーズの12回目です。


前回の記事で「에게」と「한테」、「에게서」と「한테서」は同じ意味だという話をしました。


「에게」と「한테」の使い方は、人や動物につく「〜に」という意味。


そして、「에게서」と「한테서」は人や動物につく「〜から」という意味です。


ただ、 「에게서」と「한테서」は最後についている「서」が省略されて使われることがあるので、その結果「에게」と「한테」は「〜に」と「〜から」という正反対の意味を持つややこしい熟語だということがわかりました。


このように에게や한테はややこしい助詞なので、私の場合はできるだけ簡単に考えようとして、人や動物につく「〜に」もしくは「〜から」の意味を付けたいときは単純に「에게」「한테」を使うと考えてしまうようにしています。


日本語でも


父から小遣いをもらう。

父に小遣いをもらう。


とでは意味に違いはないのと同じだからです。



しかし、この考え方では80%くらいは乗り切れるのですが、やはり100%正解というわけではなく、どうしてもうまく説明できなくなる表現もあります。



そこで、今回は「에게」「한테」の意味をややこしくしている、日本語とは発想が違う韓国語の表現を見ていきたいと思います。


その典型的な例がこの2つではないでしょうか?



선생님에게 꾸중을 듣다


언니에게 혼났다



「선생님에게 꾸중을 듣다」は日本語訳すると「先生からお叱りを受ける」なのですが、直訳すると「先生にお叱りを聞く」となります。


同じく「언니에게 혼났다」の日本語訳は「お姉ちゃんから怒られた」になりますが、直訳すると「お姉ちゃんに魂が出た」です。


両方とも結局「怒られた」という表現なんですが、日本語訳を見れば「先生からお叱りを受ける」も「先生にお叱りを受ける」も同じ意味になるので、そういうときはとりあえず「에게」を使ってしまえ!という私の単純な割り切り方も通用します。



一方、直訳の方を基準として考えてみると「先生からお叱りを聞く」、「お姉ちゃんから魂が出た」とする方が日本語としては自然になるので「에게서」も使えるんじゃないか?と思ってしまうのですが、この場合は「에게서」を使ったら完全に間違えになります。


あくまで「에게」だけが使われる場面なんですね・・・。



では、なぜ「에게서」が使えないのか?


「魂が出た」の方は日本語として変なので、はじめから「혼나다」を「怒られる」と覚えてしまえば「에게」だけ使っておけばいいので、そういうもんなんだろうとやり過ごせるのですが、


「꾸중을 듣다」は「お叱りを聞く」という日本語としても普通の表現で、日本語だと「先生からお叱りを聞く」の方が自然になる以上、


つまり、日本語としては「〜から」を使った方がふさわしい場面でも、韓国語では「에게서」の省略形ではない本来の意味としての「에게」が使われる場合もあるということになるからです。



そういう日本語ではうまく表現できない에게の深い意味があるということですね・・・



この深い意味について、次回もう少し説明することにします。


ありがとうございました。


  最後に応援の”ポチっ!”をお願いします m(_ _)m
励みになります。 
ブログランキングに参加しています!
にほんブログ村 外国語ブログ 韓国語へ
 








私が作った韓国語教材です
barner2
無料メールマガジン購読者募集!
無料メール講座【韓国語上達の秘訣】購読者募集中!
韓国語を効率的に上達させるための勉強法をお伝えする20日間の無料メール講座です。

・これから韓国語をはじめようと思っている方!
・韓国語を勉強してもなかなか上達しない方!

あなたの韓国語が上達しない原因を解き明かし、韓国語で会話できるようになるために何をすればいいのかをお伝えします

無料でご購読できますので、ぜひお申込ください

↓↓
詳細・お申込は
こちらから
最新記事はこちらから
韓国語レバレッジ勉強法ブログのURLが変わります。
最新更新記事はこちらからご覧ください。
今後とも韓国語レバレッジ勉強法ブログを宜しくお願いいたします。
プロフィール

kumanori

元サムスンの技術通訳で、現在韓国語学習アドバイザーとして活動中です。韓国語勉強の始め方・続け方、勉強のヒントを紹介していきますので、どうすれば韓国語がうまくなるのか・・とお悩みの方はぜひご覧ください。
1975年生まれ。韓国人嫁と幼稚園生の娘一人の三人家族です。

メッセージはこちらから
Twitter プロフィール
30秒韓国語ブログの更新情報などをつぶやいています。ぜひフォローしてくださいね!
最新コメント
タグクラウド
  • ライブドアブログ