元サムスン技術通訳が教える1日30秒からの韓国語レバレッジ勉強法ブログ

初心者必見!1日30秒でも韓国語の勉強を続ける!を目標に、サムスンで技術通訳をしていた管理人が韓国語会話ができるようになるための勉強方法、上達法を紹介していくブログです。


ハングル二重母音

つい友だちに教えたくなる韓国語二重母音の覚え方 왜웨編

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こんにちは。くまのりです。


二重母音11種類をどうやって覚えるかシリーズも最終段階です。


前々回の記事までで9種類の二重母音を見てきたことになります。


     왜   웨   


とくに前回の記事ではの組み合わせはあっても、ᅷ”ᅿ”という組み合わせはないという話をしました。


なぜかというと、陰の音と陽の音は性質が違うので、一緒に組み合わせることができないためです。



아は日の出、朝、東を表すので「陽」、오は光、昼を表すので「陽」


어は日没、夕方、西を表すので「陰」、우は闇、夜を表すので「陰」 



という記号上の象徴があるので、日の出、朝と闇、夜を同時に発音することなどはできないし、光、昼と日没、夕方を同時に発音することはできないのです。



ということで、残りの2つの二重母音もこの流れで考えてみてください。


残りの二つ音は「왜」と「웨」です。


오+아+이 →  :「オ」と「エ」を同時に発音して「オェ」

우+어+이 →   :「ウ」と「エ」を同時に発音して「ウェ」

 

「オェ」も「ウェ」も実際に声を出していただけるとわかると思いますが、애と에が同じ「エ」になってしまっているように、実際問題”全く同じ音”になってしまっています。


これは韓国の研究機関も認めているようです。


なので、日本人である以上、왜と웨の細かい違いをツッコム意味は全くないのですが、

ただし、韓国語初心者が、発音的には区別できないのであれば、文字を覚える際には、오と組み合わせる文字が애だったか、에だったのか、また우とどっちの「エ」を組み合わせるのが正しいか、最初のうちは迷ってしまうというところがやっかいになります。


しかし、覚え方としては「陽の音」と「陰の音」は絶対に組み合わさらないという原則を思いだしてもらえれば、簡単なことです。


오と組み合わせるのは、同じ陽の音・아が含まれている애。だから


우と組み合わせるのは、同じ陰の音・어が含まれている에。だから



このように覚えておけば、迷うことはないですよね。



ちなみに왜は、これ一文字で「なぜ」という意味の疑問詞になので、韓国の街角に行けば、そこら中で聞くことができます。


理屈っぽい韓国人ですので、そこら中で「なんで?」と言っているわけです。


また、日本人に対する侮蔑語「ウェノム」のウェがこの왜だったりもします。


漢字の「倭」の韓国語読みが「왜」だからです。「ノム」は固有語で「奴」という意味です。


なお、和食や和装、和式など日本式を表す漢字「和」は、韓国語では「화(ファ)」と読みますが、韓国ではこの「和」という文字に日本式という意味はありません



また、웨については、これ一文字で意味はなく、しかもあんまりお目にかかる機会もありません。私、個人的にはウェディングとかwellとか外来語をハングル表記にするとき使う文字というようなイメージがありますので、とりあえずひとつだけ覚えておくというなら「왜」が重要ですね。



と、いうことで、今回でハングル二重母音記号の覚え方シリーズは以上で、終わりです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。



あと、今後、ハングル文字をマスターするには、「基本子音記号」14種類、そして二重母音と似た「二重子音記号」5種類、そして初心者が最初にぶつかる難関「パッチム」を勉強していくことになります。



アンニョンハセヨ?とかカムサハムニダ!というセリフから覚え始めると、すぐ上達している気分を味わえますのでいいのですが、

もし韓国語を話したい!韓国映画やドラマのセリフを字幕なしで聞き取りたい!という本気で韓国語をマスターしようという目標を持たれている人は、必ずしっかりハングル文字をマスターしてから、表現を勉強し始めることをオススメします。


なぜなら、ハングル文字をマスターしないと正確な発音で話すことができないからです。


それどころか、ハングル文字がわかっていないと、聞き取りもうまくできるようにはなりませんので、字幕なしで映画やドラマを見るということは絶対ムリな話です。


ですので、急がば回れで、ぜひハングル文字をマスターすることから始めてみてくださいね。



ハングル文字をマスターし、本気で韓国語をマスターしたい!と思っているあなた。



これからどのように勉強すればいいのか?についての

つづきはこちらから。


ぜひ参考にしてください。





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韓国語の二重母音に「ㅜㅏ」や「ㅗㅓ」が無いのはなぜか? 

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こんにちは。くまのりです。


二重母音11種類をどうやって覚えるかシリーズも佳境に入ってきました。


前回の記事までで9種類の二重母音を見てきたことになります。


     왜   웨   

(文字に、その文字を説明した記事のリンクを貼ってあります。)


今回は最後の2文字を見る前に、もう一つの와と워の覚え方を紹介したいと思います。


前回の記事ではハングル母音の基本中の基本である아오이(アオイ)を元に覚える方法を説明しました。



基本中の基本である아오이のうちの「아」と「오」が組み合わさって「와」


「아오이」から展開した「어우으(オウウ)」のうちの「어」と「우」を組み合わせて「워」


が、それぞれできるということです。


しかし、ではなぜ「아」と「우」とを組み合わせたᅷ”、「어」と「오」を組み合わせたᅿ” ができないのでしょうか?


この理由は、ハングルがどのようにできたのか?を知るとわかります。


それは、ハングルは宇宙の原則を表しているということ。


「は?なに言ってんの?」と思われるかもしれませんが、かつての朝鮮もそうですし、日本でもそうだったはずですが、この世界は「陰」と「陽」の二つの対立する「気」がバランスを取りながら世界が成り立っていると考えられてきました。


これは古代中国の思想で「陰陽説」などといいます。


韓国の国旗の中心部が青と赤の円であるのも、世界は「陰=青」と「陽=赤」の二つの気がバランスを取っているという陰陽説が元になっています。


そして、陰とは何か?陽とは何か?というと、


陰は、闇であり、地であり、冬であり、水であり、女であるのに対して、


陽は、光であり、天であり、夏であり、火であり、男であるというイメージを持っています。


陰だけでは世界は成立しないし、陽だけでも世界は成立しない、陰陽のバランスが保たれてこそ自然や世界が安定するという考え方です。



では、ハングルにおいてこの陰陽がどのように反映されているのかというと、ハングルを構成する点と線に反映されているのですが、まずハングルで使われる点と線の意味を見ていきましょう。

ハングルの点と線には、次のような意味があります。


「・」(短い棒) = 天 (→陽)

「ㅡ」(横棒)  = 地 (→陰)

「ㅣ」(縦棒)  = 人 (→中性)


そして、この点と線を組み合わせていきます。


「ㅣ」+「・」 → 「ㅏ」

“ア”を表す記号ですけれども、これは人の右側、つまり東側に天(太陽)がある様子ですので、「朝」や「日の出」を象徴します。


つまり「陽」を表しているので、「ア」という音も「陽」の音だという解釈になります。



「・」+「ㅡ」 →「ㅗ」

次に”オ”を表す記号ですが、これは地の上側に天(太陽)がある様子ですので、「昼」であり「光」を象徴していることになります。


つまり、これも「陽」を表しているので、「オ」という音も「陽」の音だということです。


ということは「와」という二重母音は「陽」の音と「陽」の音が組み合わさっているということになりますよね。



では、「워」も見ていきましょう。



「・」+「ㅣ」 → 「ㅓ」


口を大きく開けた「オ」の記号ですが、これは人の左側、つまり西側に天(太陽)がある様子です。


ということは、日の入り、夕方を表していることになります。日の出や朝を象徴する「陽」である「ㅏ」の真逆ですね。つまり「어」は「陰」の音だということになります。 


 「ㅡ」+「・」 →「ㅜ」


今度は「ウ」を表す記号です。これは地の下側に天(太陽)があるという様子になります。ということは、「夜」であり「闇」になりますよね。

「ㅜ(ウ)」は、「ㅗ」とは逆で「陰」の音だということです。


ということで、「워」という二重母音は「어」という陰の音と、「우」という陰の音が組み合わさってできた音だということになります。


つまり、同じ陽の音である「ㅏ」と「ㅗ」が組み合わさって「와」という二重母音をつくり、

同じ陰の音である「ㅓ」と「ㅜ」が組み合わさって「워」という二重母音は作ることができるものの、


「宇宙の性質上」違う性質をもつ陰と陽は混ざり合うことができないため、ハングルを構成する陰の音と陽の音もも一緒に組み合わせることができず、


という音は、作ることができないのです。



いかがでしょうか?


ちゃんと理屈が通っていてすごくありませんか?



陰の音と陽の音。


韓国語の文法を勉強するさいにも必ず出てくる知識ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。



では、次回、最後残った二つの二重母音を見ていきます。



ありがとうございました。



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ハングル二重母音와と워の覚え方。基本はやはりアオイの法則 

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こんにちは。くまのりです。


二重母音11種類をどうやって覚えるかシリーズを説明していて、これまで7種類を見てきました。


    와 왜  워 웨  

(文字に、その文字を説明した記事のリンクを貼ってあります。)


のこりは4種類ですね。


今日は「와」と「워」を見ていきましょう。와と워は以下のように組み合わさってできる文字です。


오+아 → 

우+어 → 

 
「와」は、「オ」と「ア」を一緒にだして「オァ」と発音し、


「워」は、「ウ」と、口を大きく開けた「オ」を一緒にだして「ウォ」と発音します。


発音的にはあまり深く考えなくてもよく、「와」は日本語の「ワ」としてしまっても通じますし、「ウォ」もカタカナの通りに発音して構いません。



そして、文字の覚え方は、基本母音のところで説明したアオイの法則を思い出せば簡単です。


ハングルの基本母音は10種類ありますが、아・오・이(ア・オ・イ)という三つが基礎になっています。


このアオイの3音の口の開け方を保ったまま、違う発音をすると아오이(アオイ)から어우으(オウウ)ができるということをもう一度説明すると、


(口を大きく開けて”ア”と発音)→ (口を大きく開けて”オ”と発音)

(口を尖らせて”オ”と発音)  → (口を尖らせて”ウ”と発音)

이(口を横に広げて”イ”と発音) → 으(口を横に広げて”ウ”と発音)


こういう関係性があるわけです。


で、この関係性を見ていただくとすぐおわかりになったかと思いますが、


音の基礎になっている「아오이」の「아」「오」を組み合わせてをつくり、


「아오이」から展開した「어우으」の「어」「우」を組み合わせてをつくる。



というようにアオイの法則を元に覚えていただければ、아と우を組み合わせるんだっけ?とか、어と오を組み合わせるんだっけ?などと迷うことはなくなるはずです。


ハングルは아오이から始まる


このことを頭にいれてから、覚えはじめるとわかりやすいですよ。



ありがとうございました。

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元サムスンの技術通訳で、現在韓国語学習アドバイザーとして活動中です。韓国語勉強の始め方・続け方、勉強のヒントを紹介していきますので、どうすれば韓国語がうまくなるのか・・とお悩みの方はぜひご覧ください。
1975年生まれ。韓国人嫁と幼稚園生の娘一人の三人家族です。

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